2010.03.17[ キャリアマネジメント人間力 ]

教育の前に、採用が大事

 教育の前に採用が大事

 

教育は何度もできますが、採用は一度だけです。

教育する時にも知るべき重要なことを採用面接で聞いてみてください。

 

採用面接で必ず聞いておくこと

 

    応募者の人間関係を聞く

 

新卒ならば大学時代の同世代の友達、目上の人、年下との友人関係の数を聞きます。

基本的に同期や上下に人的ネットワークの多い人は、協調性が高いと言っても過言ではありません。

こういう人は、営業や仕事での人間的摩擦に強く、

同時に、利害を超えて仲良くなれる協調性に優れています。

 

    人生で自ら選択(決断)したエピソードとその理由を聞く

 

人生で選択したエピソードと選択した理由、そして選ばなかった選択肢を聞きます。

出来れば迷うような、正解のない選択だと更に良いと思います。

例えばクラブやサークルや大学の選択など。いくつか聞ければ、前後の選択基準との関係をみます。

それによってその人の本質的な価値観が見えてきます。

その人の価値観と自社の仕事で求める価値観と合っているかを確認ください。

合っていなければ、仕事の指導より、仕事の価値、社会的意義から教えていく必要があります。

 

    過去にチャレンジした事や遭遇した困ったエピソードを聞く

 

応募者の過去を遡り、チャレンジした事や遭遇した困ったエピソードを聞き、

どのようにして乗り越えられたのかを理解します。

そこからは、応募者の目標設定センス、達成に向けた計画力、やり遂げる力や根性を

窺うことが出来ます。

仕事上でも、出来ないことを掲げたり、気合いで動いたりする人を良くみます。

PDCAのセンスは、学生時代や日常生活で培われているのです。 

 

今年も新卒採用面接が本番を迎えます。

友達の多さ、直面した困難やチャレンジ、選択・決断した事を聞いてみてください。

その人の人間の幹がわかります。これは若手育成でも最重要な情報です。

面接で活かせて頂ければ幸いです。